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史上最高のセミナー 完全版

本当に最高だった。セミナーじゃなくラジオ放送だけど。

「史上最高の●●」なんて大仰なタイトル、僕にはそんなカンタンにつけられません。
過去にあったどんなセミナーよりも最高だなんて。そんなそんな。と思っちゃう。

でもこの本はそんなタイトルをつけてもいい。僕が認めます。
ただ、セミナーっていうよりはラジオ放送。

ラジオのホストのマイクは、日本人で言うと黒柳徹子か、阿川佐和子か。というほどの名ホスト。
そこに

「金持ち父さん」の共著者とか。
「ゲリラマーケティング」の著者とか。
「心のチキンスープ」のひととか。

とにかく大物の自己啓発、ビジネス書の著者を読んで、いろいろ聴きまくる。その結果、史上最高のラジオになってます(笑)

3つのポイント。「豪華なメンバー」「スピード感」「最新であること。」

●豪華なメンバー
ある程度の自己啓発オタクでないと「豪華だ!」とは実感できないかもしれません。
9人のゲストのうち、僕も半分くらいしか知らなかったんですが、口火を切る「ジム・ローン」は、僕が10年も前に強烈な影響を受けた人物です。

それ以外にも、神田昌典さんが監訳したことでも話題の「億万長者入門」のロバート・アレン。などなど。

「ザ・シークレット」で話してるジャック・キャンフィールド。

シークレット チキンスープ ジャックキャンフィールド

このひとです。

などなど。とにかく招かれるゲスト陣が豪華すぎる。
なんといってもこのオーディオブックの魅力はここに尽きる。

●スピード感

そしてもうひとつ。このオーディオブックが、もとはラジオだったというのが重要。
「名著」と呼ばれる本は、エピソードや、事例が交えられすぎて、分量が多くなりすぎて結局わけがわからなくなってしまうことが多いです。

しかしここではラジオのホストであるマイクが

「あぁっ!残り3分しかありません!これからする質問にカンタンに一言ずつ、応えて頂けますか?」

「この放送が終わってから、すぐにリスナーのみなさんが始められる、人生を変える方法はなにかありますか?」

「残り45秒です。さぁ。あとふたつの質問で締めくくりたいと思います。」

などなど。
絶妙なテンポで話を進め、要点をまとめてくれます。
これは、ホントに助かる!

マイクはとってもリスナー目線なので、僕たちが気になることをザクザクと要領よくきいてくれる。
ゲストひとりあたり1時間の放送なので、無駄なこともないし間延びもしない。

長時間のセミナーをじっくり聴くより、多分野の9人のスピード感あるセミナーを1時間ずつ。
これがこのオーディオブックの大きな魅力です。

●最新であること。

「思考は現実化する」も「7つの習慣」も、素晴らしい本です。

しかしこれらの名著が書かれた当時と今では、多くの事柄が違います。

インターネットの登場で、
スモールビジネスが増えました。

メルマガで読者を集めて、彼らを少しずつ自分のファンにして、商品を買ってもらうこととか。
大企業のように毎月300万円も広告費は出せない、自営業者とか。

100年前には存在しなかった事業形態にも、グイグイ対応しています。
特にメルマガの発行やウェブページに関して、ここまで丁寧に説明してくれてるとは!という驚きの部分も大きかったです。

「思考は現実化する」や「7つの習慣」を読んで成功した人物たちが、この2000年代に話す成功法則には、古典にはない重要な情報があります。

もとはラジオだし、聴こうよ。

「原文で聴きたかったー!」
と思うくらい、ゲストもホストも毎回、興奮しきってます。

ホストであるマイクや、自己啓発の権威達の息づかいまで聴こえてきたら、それは楽しいだろうな。
と思って原文のオーディオブックを探したけど、ないみたい。

でもそこまで思わせるってことは、日本語の声優人の方々のエキサイティングさに、僕はかなり惹かれたってことですね。
もとがラジオなので、耳で聴くことに違和感がなくて、オススメです。

多様性の象徴ともいえる。

1900年代と2000年代の価値観で、最も大きく変わったことは“多様性”かもしれない。
とすると、
この9人の成功者がそれぞれに語る本。オーディオブックが、2000年代の社会に影響を与え続けているのも頷ける。

という、自己啓発大好き人間には特にオススメします。
自己啓発は一通り学んだつもりの僕でも「こっ!こんな考え方があるのか!」と何度も腰を抜かしました。

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レビュー

若き商人への手紙

勤勉に働き、節約せよ。

ここ一年くらいで急激に「古典フェチ」になった僕のツボに、バシッとはまる一冊です。

内容は驚くほど地味で、「勤勉に働き、節約しろ」ということを延々と言っています。

「レバレッジを効かせろ」
「市場の穴を見つけろ」
「革新を起こせ」

などといった、派手な言葉はひとつもでてきません。
最初から最後まで「勤勉に働き、節約しろ。そうすれば豊かになれる。」
と書かれています。

ナポレオンもバビロンも、影響を受けてるの?

ベンジャミン・フランクリンが活躍したのが1700年代。
「思考は現実化する」のナポレオン・ヒル博士は1800年代後半から活躍しました。
「バビロンの大富豪」も、初版は1900年代。

成功哲学の研究をしていたナポレオンヒル博士が、フランクリンの著書を読んでいないわけはないし。少なからず影響を与えていたことと思います。

そういう意味では、アメリカ発の自己啓発の大元としてこの「若き商人への手紙」を挙げるのは、真実から遠くはなさそうです。

しかしこれらの自己啓発書が、どれが原典か?などという議論にはあまり意味はありません。
大切なのはその内容ですから。

「勤勉」と「節約」

1700年代「こうすれば豊かになれる」と言われたことが、
2010年代の現在にも通用するのか?

それが問題です。

「勤勉」も「節約」も、聞いていて気持ちのいい話ではないです。

誰だって
「あなたの可能性は無限です。」
「起きていることは全て正しいです。」
「あなたは既に必要なものを全て持っています。」
と言ってもらったほうが嬉しいし、耳に心地よいです。

耳に心地よい自己啓発はエンターテインメントに近くて、人気も出るし売りやすいです。
しかし自己啓発したり、自己向上したいということは、
「いまの自分ではない、別の自分になりたい。」はずなのです。

それなのに「いまのあなたは完璧です」と言うことは、(癒しや自己承認などの効果はあるにせよ)生産性が低いです。

それに比べて「とにかくもっと働きなさい。もっと節約しなさい」と言うことは、他者のケツを引っぱたく行為なので、いい顔をされません。
しかし確実にそのひとの現実は変わります。

つまりこういう尺度が成立するのです。

自己啓発

こうなるのです。

「若き商人の手紙」に書かれている内容を実践するには、苦痛が伴います。しかし本当の変革を求めるのであれば、この図の左側の自己啓発に触れる必要があります。

その代表選手として、このオーディオブックを推薦します。

1000円で1時間40分。どう見るか?

FeBeのオーディオブックの相場は6~8時間で1500~2000円であり、それと比べるとこのオーディオブックは収録時間が1時間40分で、1050円。
時間あたりの価格を考えるとかなり割高です。

しかもこの1時間40分のうち、後半の数十分は「名言集」などが収録されており、本編は1時間くらいです。

つまりこのオーディオブックは、「繰り返し聴く用」として購入すべきです。
一度聴いて情報を得ただけで終わりにすべきではない。

特に内容が「勤勉と節約」なので、情報を得ただけでは意味がない。

なのでこのオーディオブックは、耳に痛い内容だし、しかもそれを繰り返し聞かなければならない。スパルタ教師のようなオーディオブックです。

楽しくて刺激的な内容を期待する方にはオススメしませんが、
本当に人生を継続的に豊かにしたい方であれば、買いです。

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レビュー

このオーディオブックを聴くことの効能はですね。

「自分が無宗教であることを、引け目ではなく、自信と思えるようになった。」

ことです。

さすがアキラ。いろんな情報がゴチャゴチャでわけのわからなくなっている「宗教」というジャンルに対して、丁寧に紐解いて紐解いて、それぞれの宗教の専門家にも話を聴いて、かなりわかりやすく説明してくれています。

とはいえ、内容が内容だけに、スルッと頭に入ってくるような内容ではありません。
僕は2回聴きましたが、それでも全てを充分に理解するには至りません。

あとがきで
「本書は、宗教に対する導入書であり、外枠だけ紹介したような内容です。」
と書かれていましたが、まさしくその通り。

でも、宗教に対して「よくわからん」「怖い」「関係ない」という方には、その外枠がちょうどいいものです。

自分がどっぷり宗教に浸かっていることがわかります。

素人目線の質問をぶつけまくるから聴きやすい。

このオーディオブックでは、池上彰さんが仏教、キリスト教、イスラム教の有識者にインタビューをしています。

池上さんはきっとホントは知ってるはずなのに(笑)、素人目線での質問をバンバンぶつけて、それに応える。というもの。

中でも印象的だったのは
(イスラム教のひとに)「そもそもシーア派とスンニ派はどう違うんですか?」と聞いたところ。
ニュースでよく聴く言葉だけど、その実情は知らないので、
聴いてると
「あぁ、なるほど。そうなんだ。」と思えます。」

日本人の言う「無宗教なんです」の「無」は、仏教の「無」。

これが聴けただけで、このオーディオブックを聴いた価値があると感じました。

いろいろな方にインタビューするんですが、その最後。養老孟司さんの言葉です。

日本人は、自分では無宗教と言っているが、目に見えない力はなんとなく信じるし、お寺や神社や教会に行くとなんとなく神聖な気持ちになる。

キリスト教やイスラム教のような唯一神がいないので「無」と言ってしまうけど、本当は「八百万の神」と言われるような、世の中の神々に対する敬意のようなものはある。

そういう面で日本人の一般的な宗教観は、決して他国に劣っているものではない、という話が印象的でした。

人生で一度は「宗教」の勉強をせねば。

僕はまだ、残りの人生は50年以上は残っているつもりです。

その間には海外に出て、そこで友人を作ることもあるかと思います。

日本の日常生活ではそれほど重要視されていないように見える「宗教」でも、海外では全く重要度が違います。
そして日本でも、その根底には宗教の精神が物事を左右していることも多いです。

それなら、宗教への見識を深めておくなら、早いほうがいい。という理由でこのオーディオブックを選びました。
どうぞみなさまも

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レビュー

古今東西の早口言葉~早口コレクション55編~

なぜ僕はこれを聴いてるんだろう・・・?

という気持ちになります。

僕は
●オーディオブックの紹介サイト(このサイト)を運営している。
というのと、

●くじ引きやゲームでもらったポイントが余っていた
という理由があります。

そして根本には
●多くの人が得ているのと同じ情報にだけ触れても、ユニークな人間にはなれない。だから、誰も触れないような情報に触れよう
という考え方があります。

とにかく、まずは笑っちゃう!

「かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこあわせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ」
とか
「赤パジャマ黄パジャマ茶パジャマ」
のような定番ものから、

「よぼよぼ病予防病院予防病室よぼよぼ病予防病」
とか
「東京特許許可局許可局長今日急遽休暇許可拒否される」
とか

いままでに一度も聴いたことがないようなものまで、次々と出てきては、一言解説が入ったかと思うと、ナレーターの方が一生懸命に読み上げてくれる。

途中で何度も吹き出しそうになり、何度も吹き出しながら聴いておりました。
「すっげぇ、がんばってるなぁ。。。」

と、斜めから見ていた(聴いていた)のですが、このオーディオブックを楽しく聴くためのポイントを発見しました。

しゃべってみないと、楽しさなんてわかるはずがない!

これは、自分も口に出さないと意味がないな・・・
ということで、自分も早口言葉を言ってみました。

それが、噛むわ噛むわ。
日常生活でこんなに噛むことってめったにないから、自分がおっかしくなっちゃって。

そしてうまくなろうとがんばるのが、最高に楽しい☆☆☆
気づいたら次々に流れてくる早口言葉を練習してて、楽しくなってきてました。

けどそれをスラスラ読み上げるナレーター陣のみなさん。
さっきまでは
「よくわかんねぇこと、してるわぁ。。。」
と思っていたんですが。

「こっ!このひとたち、これを読み上げるまでにどれだけ練習したんだろう?すごいなぁ。。。」
と、尊敬の気持ちが芽生えていました。

尊敬したのもつかの間。

オーディオブックも後半になると、ますますムチャクチャな早口言葉が登場します。
しまいには

「この早口言葉は、今回協力していただいているナレーター陣でも、なんとふたりしかできなかった・・・」
とか、
「私の基準で選んで、これより難しい早口言葉はないでしょう。。。」
と、作者の好みや都合がバンバン出てくる!

これがツボで、早口言葉じゃないとこでも噴き出しまくってました。

なんだかよくわからないオーディオブックですが、

『ゆっくり』
→『早口』
→『ポイント解説』
→『早口』
→『タイムカウント』

と、学びやすい形になっていますし、
55個も早口言葉が入っていて400円。

なら、買ってみても面白いかと。
ほんとに「おもしろい」ですよ( ´▽`)ノ

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レビュー

公務員試験にでる「ことわざ・慣用句300」

誰が420円払ってことわざの勉強しようと思うのでしょう。

僕の場合は、
●ブログを書くことを仕事にしているので、言葉の引き出しは多い方がいい。
という前提があり、

●テレビの「引き出し王」みたいな番組でことわざのボキャブラリーを扱っているのを見て、興味を持った。
という状況でした。

420円で300のことわざを勉強できるなら、安いかな。と購入しました。

聴いたらこうなった。

なんというか

ご先祖様が「知恵」をギュッと濃縮してくれて、何百年経ったいま、受け取っているような、ステキな感覚になりました。

ことわざが生まれた何百年前もいまも、悩みとか課題ってだいたいおんなじなんだな。
みんな似たような壁にぶつかって、失敗したりして、その結果

「これこれは、こうだ。」
と、残してくれたことわざって、味わい深いものです。

例えば。

●一心 岩をも通す。
→心に決めた決心は、固い岩に穴を開けるほどの力を持ち、何事も成就する。

世の中の自己啓発やなんやって、結局これのみですし。

●言わぬは言うに勝る。
→沈黙が、言葉よりも意味を持つこともある。という教え。

相手が本当に信じてることを知るには、言葉よりも行動を見た方がいい。というのは、「引き寄せの法則」から明らかです。

●鵜の真似をする烏
→自分の能力を考えないで、他人のマネをするさま。

世の中には無数の「○○な方法」がありますが、自分のことをよく知らないと、なにも意味を為しません。

●隗より始めよ
→物事は、身近なものから着手べき。ということ。
→物事を起こすときは、言い出したものからはじめるべきだ。という教え。

まさしく。なにかを世に広めたいときは、とにかく手近なひとから広めるのが正解です。
そして、「優れたリーダーの条件」は、まさしく「隗より始めよ」です。

モノ好きしか聴かないオーディオブックを聴くことで、ベストセラーしか聴いてないひととの差別化を計る。という隠れた目的もあります。

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レビュー