ランチェスター思考 競争戦略の基礎

ランチェスター思考

「本気だから、これだけ考えてるのか」

戦争から生まれた戦略。
戦場では、ひとつの判断ミスで、数千人の命が失われる。

現代では、
ひとつのミスで、ちょこっと恥をかいたり、お金を失ったり、最悪でも借金を負うだけ。命はひとつも失われない。

ランチェスター戦略は、戦争で生み出された戦略です。
それが転じて現在では、企業や商品がいかに成功するかを目指すために使われる思考法です。

7時間を超えるボリューム。
カチ、カチと積み重ねられた理論を吸収してみて感じたのは。

「そりゃ、ここまで真剣になるわ!ひとが死ぬんだもの!」
です。

真剣さが違うから、結果もドンドン違ってくる。
「いいかっこしたい」「美しくありたい」「常識的に・・・」
などといった不純物はそこに含まれず、いかに””勝つ””か?のみに絞った戦略は、シンプルで粘着質を持ちます。

普段ぼくが学んでいる「成功哲学」「自己啓発」が、いかに平和ボケしているか?を思い知らされます。安全・平和が約束された上での競争では、命までは取り合わない。
それなのに、ランチェスター戦略は、現代の営業活動、販売活動にも応用ができる。

具体的にどう違うかと言うと、いま流行ってる自己啓発は「兵隊」あるいは「会社員」「個人」がどう動くべきか、考えるべきか、にフォーカスされています。
ランチェスター戦略は、「指揮官」「指導者」「社長」がどう動くべきか、考えるべきかにフォーカスされています。

いずれにしても有限の資源(ヒト、モノ、カネ)をどう使うかの話ですが、個人と指導者では、資源のボリュームが全く違います。

個人であれば自分と自分のお金しか動かせない。
指導者は時には数千人の他人の命までも、その裁量に任せられる。

するとどういう結論になるかというと、イチ会社員がこの本を読むのは、オススメしません。読んでも、自分の上司の無能ぶりに目がいって腹が立つだけです。
経営者にこそ、読む価値がある。どんなに小さくても自分が社長になって仕事をしているひとにこそ、読む価値がある。
それも「成功したいな」と思ってるひとが読んでも意味がない。「ムズカシッ!」となって終わるから。

「命を賭してでも成功する!」という信念のある経営者にしかオススメしたくない本です。

購入はこちらから↓

ランチェスター思考 競争戦略の基礎

書籍はこちらから↓